はじめに
こんにちは。
都会でゆるく生きるじゅんです。
Twitterはじめました。フォローお願いします!
今回は管理会社選定で重視している事を、私の実体験(失敗談)をもとにお話ししています。前回に引き続き2回目です。
前回は、管理会社変更にあたって、オーナー側から中途解約すると
- 入居促進報酬で賃料の6か月分を払わなきゃいけない
- 原状回復積立金が返金されない
というところまでお話ししました。
前回の記事はこちら、
X社との条件交渉
すべて契約通りにやっていたら、結構なお金がかかってしまう。
何とか交渉で削減するしかありません。
今までのX社の行為でいかに信頼関係が破壊されたかを訴えるため、まずはこれまでの経緯を整理。
こんな感じのがA4で3枚になりました。
これを別紙資料としてX社に送付する要請書を作りました。
こんな感じです。↓
あとはA社の担当者を通じて顧問弁護士に管理契約書を見てもらい、交渉材料を探すことにしました。
その結果、追加で下記の点を指摘。
向こうも免許業種だから東京都の監督部署に報告する旨を指摘すれば相手も折れてくるんじゃないかと。
解約時に必要な費用を免除するよう要請書を作って、X社の社長と管理部門責任者に特定記録郵便で送付しました。
クリスマスイブの初回闘争
要請書が届いて、第1回の条件交渉を自宅近くの喫茶店で2011年12月24日に行うことになりました。
X社の制度的に要請に応じられる部分は応じてもらえましたが、その他の部分はほぼ持ち帰り検討となりました。
あとで齟齬が生じないよう議事録も作って送りました。
第2回の条件交渉は年明けの1月に行う事になりました。
奇しくも私の誕生日です。とんだクリスマスイブと誕生日になってしまいました。(涙
誕生日の決戦
第2回の条件交渉ではX社から、最重要ポイントである賃料の6か月分の「入居促進報酬」について、1/2に減額することで手を打たないかという話がありました。
持ち帰って検討です。
要望書の内容とX社提示の条件をExcelで整理して金額ベースで比較してみると、X社が妥協する金額より私が妥協する金額の方が大きくなってしまう。

妥協金額を比較したExcel表
ここは、「入居促進報酬」ゼロで再交渉することにしました。
そしたら、X社から1/2でなく1/4まで減額するところまで歩み寄ってきました。

まぁ、この辺で手を打とう。
この内容で解約の覚書をまとめることに。
ところが、でてきた覚書案では「入居促進報酬」が1/4になっているものの、そのほかの条件が全部なくなっている!!!
クレームを入れたところ、

X社
「第2回の交渉で『個別項目ごとに考えるのではなく「入居促進報酬」の金額で考える』ことで合意した」
と言い出します(ヤレヤレ
よりによって、この第2回に限って議事録を作って送っていませんでした(ガッカリ
仕方ないので当日、紙に書きながら整理したメモのコピーを送って、あとは交渉後に送ったExcelファイルが頼りです。

第2回交渉時のメモ
この後、X社の社内でどんなやり取りがあったのか分かりませんが(担当者、怒られたかな?)、とりあえずこの手書きメモとExcelが決め手となり
という条件を勝ち取ることができました!!!
署名押印は3/8に行う事になりました。
礼金取り忘れ事件が発覚したのが4月ですから、実に11か月の戦いになりました。
まとめ
こんなことになってしまったのも、私が管理契約の解約条件をよく確認していなかったのが原因です。1棟目だからまだあまり知識が無かったのです。
でも、この一件でだいぶ交渉力がついたのではないかと思います。
あと、対面や電話での交渉時には忘れずに議事録を作りましょう。
これ以来、管理会社選定で何より「解約条件」を確認するようになりました。
※後日談
実はこのA社も後で問題を起こすことになり、変更する事になってしまいました。
その時の様子はこちら。
コメント